「キック・アス」クロエ・グレース・モレッツ/13歳
キック・アスの簡単なあらすじ
町の犯罪などを解決するため、キックアスというヒーローに扮したデイブ。好きだった女の子の問題を解決するため、フランク・ダミーコの手下のもとに向かいますが、危ない目にあいます。そこにビッグダディとヒットガールというヒーローが現れ、危機一髪で助けられます。ダミーコはキックアスが手下を殺したと思い、彼を捕えようと部下と相談。それを聞いていた息子のクリスが、レッドミストというヒーローに化けてキックアスをおびき出すと提案します。その後、キックアスが悪者ではないと気付いたクリスは、ビッグダディをおびき出すため、キックアスに相談を持ち掛けます。
ぜひ見てほしいシーンを紹介
紫色のボブカットのかつらをかぶり、黒いアイマスクをしたヒットガールはスタイリッシュ。かなり残虐なシーンもありますが、たくさんの大人の男性相手にアクションを繰り広げます。バタフライナイフを振り回したり、撃たれて窓から転落したり、壁をよじ登って回転したりなど、大活躍しています。この映画を撮影する前にクロエ・グレース・モレッツが「キル・ビル」を見たということもあり、「キル・ビル」と共通する部分はかなり感じました。
注目したい登場人物
ヒットガールことミンディが、ビッグダディこと父のマーカスとココアを飲もうとしていた時、キックアスからの緊急要請があり、帰ったらそのココアを飲もうとマーカスが提案します。しかしビッグダディが殺され、部屋に帰ったヒットガールが2つ並んだココアを涙を流さずじっと見つめているシーンが心に残りました。お気に入りの登場人物は、キックアスのちょっとドジっぽいところです。ふだんの姿は、眼鏡をはずすとイケメンだと思いました。
「ハリーポッターと賢者の石」エマワトソン/11歳
ハリーポッターと賢者の石の簡単なあらすじ
魔法使いの魔法の世界で繰り広げられる善と悪の戦いの物語です。主人公の少年は、善と悪の戦いで善のために戦った両親を赤ちゃんのうちに亡くしています。両親は赤ちゃんだった少年を愛の魔法で呪いの魔法を跳ね返してくれました。少年は数々のいじめや困難を乗り越え生き抜き、やがて両親と同じ魔法学校に入学しました。そこで、赤ちゃんの時、自分を殺そうとし、両親を殺した悪と対立し、魔法学校を巻き込んだ、善悪の戦いが繰り広げられるのです。少年は、持ち前の勇気と優しさで、友情を育み、味方を増やし、悪との戦いで勝利を収めるのです。
ぜひ見てほしいシーンを紹介
シリーズがいくつもある作品で、最初の作品での演技は、元気いっぱいという感じです。大人になった現在での美貌通り、子役時代は言うまでもなく、とても可愛いです。美少女です。ハーマイオニーは、主人公の親友で、賢く、少し生意気なところがあるのですが、見事にその役を演じていました。シリーズが進むごとに思春期を迎えて、より複雑な女の子の感情が伴うのですが、そこも見事に演じていて、女の子な感情の変化が見ている方によく伝わりました。
ハーマイオニーは主人公の少年よりも知識が豊富で、機転もききますので、主人公をよく窮地から救います。一番印象的なのは、初対面で、主人公の男の子のシンボルマークであるメガネのレンズを魔法の呪文で直してあげるシーンです。魔法ってすごいと思うと同時に、ハーマイオニーの呪文の知識の凄さに感動しました。
「レオン」ナタリー・ポートマン/13歳
レオンの簡単なあらすじ
主人公殺し屋のレオンが、同じマンションに住むマチルダを保護したことで奇妙な同居生活が始まります。マチルダは、麻薬の運び屋をしている父親を殺され、大好きな弟も殺されてしまいます。そんな彼女は保護してくれたレオンから人の殺し方を教わろうとします。最初はそんな彼女を煙たがっていたレオンですが、彼女の明るさと健気さに心を開いていきます。そんな彼らには衝撃のラストが訪れるのです。
レオンをおすすめする理由
当時13歳のナタリーポートマンが演じるマチルダは、子どもなのにどこか大人びています。主人公は殺し屋なのに、きっと、心の深いところの愛情を感じて心を開いていく様をしっかりと描けていると感じました。そして少女らしさと女性らしさが混じっている年頃の女の子を上手に演じています。
家族を間近で亡くしたこともあるせいか、早く大人になろうとしている雰囲気があり、レオンにも本気で恋しています。そんな彼女の感情を透明感あふれるように、演技できるナタリーポートマンは素晴らしいと思います。
レオンでぜひ見てほしいシーンを紹介
マチルダがマリリンモンローの格好をしてレオンと遊ぶシーンがお気に入りです。可愛らしいマチルダがセクシーにレオンを誘惑する様がとても美しく、魅せられてしまいます。また、映画自体がレオンが殺し屋であるため、緊張感のあるシーンが多いですが、マチルダが映画自体を華やかにし、マリリンモンローの格好をすることでレオンを癒していることを感じられます。
「リトルロマンス」ダイアン・レイン/14歳
リトルロマンスの簡単なあらすじ
「リトルロマンス」は、イタリア・ベネチアにある嘆きの橋の下を日没時にゴンドラで通過すると永遠の愛を手に入れる事ができる、この言い伝えを幼い少年少女がさまざまな障害を乗り越えながら実行に移すロマンチックな恋の物語です。
ダイアン・レインの演技について
ダイアン・レインのデビュー作である「リトルロマンス」公開当時は、現代の「小さな恋のメロディ」と話題になりヒットした映画です。これがデビュー作とは思えない、ダイアン・レインの自然すぎる演技と美しさは、多くのファンを獲得しました。当時、14歳という年齢ですが、幼さが残る表情の中に透き通る美しさをもつ少女でした。
現在も現役で女優業を続けているダイアン・レイン、子役は大成しないと言われますが、彼女の場合は当てはまらず、演じる役柄も様々で長年ファンを楽しませてくれるハリウッドスターの一人でしょう。
リトルロマンスでの印象的なシーンといえば
やはりクライマックスであるゴンドラに乗り嘆きの橋を目指すシーンが印象に残っています。無事に橋に行くことができるのか?少しハラハラしつつ見守っていました。橋の下を通る時にキスをすることで永遠の愛を手に入れることができるというストーリーはとてもロマンチックですし、映像としてのイタリアの景色も素敵でした。
「E.T.」ドリュー・バリモア/7歳
E.T.の簡単なあらすじ
アメリカのとある森に、宇宙船が飛来する。その際に1人の異星人が取り残されてしまう。森のそばに暮らす孤独な少年エリオットは、E.T.と名づけた異星人と交流を深めていくが・・・。
E.T.をおすすめする理由
子役をどう扱えるかそうかでその監督の裁量がわかる。とよく言いますが、当時スピルバーグ監督が取った手法も斬新なものでした。なんと、ドリュー・バリモアちゃんにE.T.の存在を信じ込ませていたのです。E.T.と始めて対面した際の、口をポカーンと開けたバリモアちゃんの演技は圧巻もの。ドリュー・バリモアちゃんは当時7歳です。
E.T.を追う警官たちと、必死に逃げる子供たちとのチェイス中に、E.T.の能力で自転車が浮遊し、追ってくる警官たちを唖然とさせるシーンです。子供たちの純粋な気持ちが大人たちのエゴを打ち砕いた、映画史切っての名シーンです。
E.T.で注目したい登場人物
主人公エリオットの兄、マイケルがお気に入りです。活発な兄マイケルは、物静かで内向的なエリオットに強くあたります。「男は男らしくあるべきだ」マイケルからそんな姿勢が見えるのも、父が仕事で長期不在になることが多く、母が一人で子供3人の面倒を見ていたことが大きな要因でしょう。
そんなマイケルもE.T.と出会い、エリオットの必死な姿を見て、初めて弟と心を通わせるようになるのです。純粋なエリオットにも心惹かれますが、一番人間味のある成長を遂げたのは兄マイケルなのです。