レオン
レオンの簡単なあらすじ
プロの殺し屋として依頼を遂行するレオンは、表向きはイタリアンレストランの経営者として過ごしていました。そんなある日、レオンは隣の部屋に住む少女マチルダが虐待を受けていることを知り、ハンカチを差し出します。翌日、マチルダの父親ジョセフが麻薬密売組織から商品をくすね、怒った組織から一家ともども殺害されてしまいます。運良くマチルダだけは外出しており、難を逃れました。彼女は自宅に帰った際、死体が転がっていることを見つけ、隣人のレオンに助けを求めます。そうして殺し屋と少女の奇妙な生活が始まりました。
レオンをオススメする理由
驚くべきはナタリー・ポートマン氏の演技力です。映画デビューとは思えないほどの演技力で、ヒロインとして抜群の存在感を放っていました。少女とは思えないほど大人っぽく、この映画が持つどこか甘美な雰囲気とよく合っていました。まさにハマり役といっても過言ではなく、ヒロインをナタリー氏がやっていなかったら、本作はヒットしていなかったかもしれません。それほど彼女の放つ存在感は素晴らしいものでした。
印象深いのは冒頭のシーンです。愛する弟の死体を目撃しながらも冷静さを損なわず、犯人グループに見つからないよう涙を押し殺し、隣人のレオンに助けを求めるシーンには心打たれました。静かに涙を流しながら、それでも泣き喚くことはない、その芯の強さがはっきりと示されたシーンだと思います。お気に入りのキャラクターは主人公のレオンとヒロインのマチルダです。本作は二人の成長物語であり、またラブロマンスでもあります。純粋でいて、どこか暗い部分もある、そうしたキャラクター性に惹かれました。
アベンジャーズ
アベンジャーズの簡単なあらすじ
宇宙に散らばっている6つのストーン全てを手に入れると無限のパワーが与えられて大変な事になります。アベンジャーズは、強敵サノスを倒す為に、銀河一の落ちこぼれチーム”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”と地球の医者で魔術を操るドクター・ストレンジ、後ワカンダの王ブラックパンサーが集まり戦うことになりました。
サノスには娘が2人いて、ガモーラは最後の石、ソウルストーンのありかを知っていました。サノスはソウルストーンの在処を吐かせるために妹のネビュラの拷問を始めてしまいます。見ていられない姉のガモーラはソウルストーンは惑星ヴォルミールにあることを喋ってしまい最後のストーンをサノスは手に入れてしまいます。結局皆必死にサノスとたたかいましたが、サノスが指をパチっとならして、人が次々と灰になっています。
アベンジャーズをおすすめする理由
ハルクとブルースの関係が映画ではお気に入りでした。ハルクがサノスにボコボコにやられ、意気消沈し、必要出番な時に呼んでもブルースからハルクにならなかった所は、今までなかった映像でした。この映画では途中から、最後までハルクは出て来ませんでした。原作と映画を比較することについて思うことは、字と映像では読んだり、観たりする人の感覚の違いが出来るので、それぞれが楽しめれば、どんな比較も意味がないと思います。
ダークナイト
ダークナイトの簡単なあらすじ
ある日ゴッサムシティで銀行強盗が起こりました。その首謀者はジョーカーと名乗り、その後も犯罪行為を繰り返しゴッサムシティを恐怖で包みます。大富豪ののブルース・ウェインは身分を隠し、バットマンとしてジョーカーを止めようとします。検事のハービー・デント、刑事のジム・ゴードンと協力しジョーカーを追い詰めますが、ジョーカーを止めることはできません。なんとかジョーカーを逮捕することができたのですが、ハービー・デントは死に、バットマンは世間から追われる身となってしまします。
ダークナイトをおすすめする理由
原作のバットマンの人気キャラクターやマシンが多く登場し、原作ファンも楽しめると思います。バットマン作品はたくさんありますが、その中でもかなり面白い作品です。お気に入りのシーンは、バットマンがジョーカーを追っている時のカーアクションシーンです。迫力がすごくてとてもハラハラします。アクションシーンは映画によっては見づらくて何をしているのかわからないものも多くありますが、ダークナイトのアクションシーンは分かりやすくも迫力があり素晴らしいと感じます。
お気に入りの登場人物はジョーカーです。ジョーカーというキャラそのものにも魅力があるのですが、ジョーカーを演じたヒース・レジャーの演技が鬼気迫るものがあり悪いキャラなのですが、なぜか好きになってしまいます。
シティーハンター
シティーハンターの簡単なあらすじ
ジャッキーチェン演じる私立探偵の冴羽獠が、社長令嬢の清子を日本に連れ戻すようにと依頼を受けるが、日本へ行くために載った豪華客船が突如としてテロ集団に襲われてしまう。冴羽獠は清子を守りながらテロ集団に挑む。
シティーハンターをおすすめする理由
原作アニメであるシティーハンターを実写化した作品ではありますが、基本的にはジャッキーチェン映画です。私立探偵の冴羽獠という設定が一緒なだけで、ストーリーは映画独自のものです。
原作の冴羽獠は銃を使いますが、映画の冴羽獠はジャッキーチェンが演じているため、カンフーアクションがメインです。ですのでシティーハンターをそのまま実写化した作品というよりは、主人公の設定を借りたジャッキーチェンらしいアクション映画といった感じです。
気に入っているシーンはジャッキーチェン演じる冴羽獠と敵の幹部とのバトルシーンです。なぜか格闘ゲームストリートファイターの格好になって戦うのですが、キャラの完成度がやたらと高いです。特にジャッキーチェンの春麗やエドモンド本多はレベルが高かったです。後見方のダルシムも完成度が高く、一瞬、これってストリートファイターの実写映画だっけと思ってしまうほどでした。
また気に入っているキャラクターはギャンブラーです。このキャラは映画オリジナルキャラなのですが、戦い方がスタイリッシュでとてもかっこいいのです。トランプを武器に戦うのですが、まさにギャンブラーに相応しいアクションであり、非常に頼もしい味方キャラでした。
キック・アス
キック・アスの簡単なあらすじ
冴えない毎日を送る高校生のデヴィッドは、ヒーローになりきり、自らをキック・アスと名乗り、街ではびこる犯罪に立ち向かいます。しかし、残念ながらナードな彼はチンピラ達に返り討ちにあいます。
そこでひょんな事から現れた、マスクを付けてマントを纏ったヒットガールとその父親、ビッグダディに助けられます。彼らに感化され、心身ともに強靭になり、巨悪の根源であるジェノベーゼの組織に立ち向かっていきます。
キック・アスをおすすめする理由
ストーリー展開は原作に至極忠実ではありますが、映画の方がハッピーなオチがあるのに対して、原作ではデヴィッドは結局モテないままだったり、リンチシーンなど残虐な場面が多めです。
ヴィジュアル面では、クロエ演じるヒットガールのコスチュームデザインが異なりますが、紫のボブのカツラや衣装は、映画の方がアイコニックです。ポップかつキャラクターに合っていて、一目で惹きつけられます。原作では黒髪をポニーテールにし、コスチュームも全身黒と、抑え気味のデザインです。
何度見ても見飽きないのが、ヒットガールのアクションです。演じたクロエが当時若干12歳だという事も驚きです。バックで流れている楽曲センスがどれも素晴らしいのですが、序盤でbanana splitsのポップ過ぎるBGMを背に繰り出す怒涛のアクションを観ると、きっと誰しもがヒットガールの虜になるでしょう。
上下に刃のある槍を軽々と振り回し、次々とチンピラ達を滅多打ちにしてしまいます。ナイフも器用に使い、拳銃もお手の物。チョコレートファイターという映画でも強い少女に脱帽しましたが、クロエの可愛さと凄まじいのにスタイリッシュなアクションの応酬。そのギャップに心を鷲掴みにされました。
終盤、ビッグダディが亡くなってしまい、弱さを隠さず流す涙に、超人でなく人間がヒーローを担ってしまったが故の業を感じられてグッときます。