悪童日記
Le grand cadier [日本版:悪童日記]の簡単なあらすじ
戦時下にさらされた双子の兄弟が、祖母の住む田舎町に疎開し、様々な苛酷な経験を経ながら成長していく物語です。戦争の恐ろしさと儚さ、大人の脆さ、子供の純粋な逞しさが描かれています。
主人公となる双子は疎開先で、これから起こる出来事の全てを日記帳に記すことに決めました。日々味わる理不尽さや、あまりにも非常な出来事を忠実に綴っていきます。「戦争」という時代を生き抜き、次第に強かになっていく少年たちの姿を描いています。また、双子という特殊な設定が面白く、先の読めない類稀な傑作だと思います。
この洋画をおすすめする理由
原作では双子の異常な賢さと冷血さが目立ちますが、映画版では、実際にその双子を演じる少年二人の無邪気な可愛らしさも垣間見られ、原作よりもかなり受け入れやすいです。
原作の方では戦争の辛さや卑劣さが強く表現されていますが、映画版では双子の成長を追ったストーリーといった印象のほうが強いです。どちらかと言うと、映画を先に見てから、原作を読んだ方が理解しやすいかもしれません。
空に無数の戦闘機が飛び、爆音と共にこちらに近寄ってくるシーンがお気に入りです。街の人々が恐怖に悶え逃げ惑う中、双子は恐怖に勝つ特訓を始めます。双子の片方の子が耳を塞ぎ、目で見た情報だけを伝えます。もう片方の子が目を塞ぎ、耳から得た情報だけを伝えます。実際にはもう戦闘機はすぐ近くにまで近寄り、爆音が鳴り響いているような状況です。彼らはそれを特訓だと言い、爆弾が投下される直前まで、建物の中へ隠れませんでした。